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悪い歯並び・噛み合わせの種類

不正咬合の種類

上顎前突

上顎前突(じょうがくぜんとつ)とは、「出っ歯」「下顎遠心咬合」とも呼ばれ、上顎の過成長、または、下顎が上顎と比較して奥に引っ込んでいる状態のことで、学校保健法で不正咬合と判断される基準は、上の前歯が下の前歯より8o以上出ているものとされています。

上顎前突

反対咬合

反対咬合とは「受け口」とも呼ばれ、上下の前歯が逆被蓋 になっている状態です。
歯槽性のものと骨格性のものがありますが、いずれの場合も早期治療の対象になります。

反対咬合
開咬

開咬の主な原因は指しゃぶりや舌突癖等の不良習癖が考えられます。

開咬
叢生

叢生(そうせい)とは、歯が凸凹に生えている状態のことで、「乱杭歯(らんぐいば)」とか「八重歯(やえば)」といったりもします。
また、叢生の仲間として「捻転(歯が正面を向かずにねじれて生えている)」というものもあります。
学校保健法で不正咬合と判断される基準は、歯がたがいに4分の1以上重なり合うものとされています。
数10年くらい昔ですと「八重歯が可愛い」といったアイドル達もたくさんいましたが、最近ではめっきり見なくなりました。

叢生の主な原因は歯の大きさに対して歯が並ぶ顎骨が小さすぎる事です。
叢生は他の不正咬合に伴なっている事も多く、矯正治療において、ほとんどの症例で考慮する必要があります。

叢生
過蓋咬合

過蓋咬合(かがいこうごう)とは、上の前歯が下の前歯に深く咬み合わさっているものです。
中には下の前歯が上の歯肉にくい込んでいる場合もあります。

過蓋咬合
上下顎前突

上下顎前突(じょうかがくぜんとつ)とは、上顎・下顎ともに前に突き出ている歯並びのことで、外見上も口元が出ているように見えます。

上下顎前突
交叉咬合

上下の歯が部分的に逆被蓋になっている。(上顎の歯が下顎の歯に対して、舌側位に咬合する)状態を交叉咬合といいます。
歯槽性のもの、顔面左右非対象を伴なう骨格性のもの及び咬合干渉による機能的な下顎の偏位によるものがあります。

交叉咬合
空隙歯列

空隙歯列(くうげきしれつ)とは「すきっ歯」とも呼ばれますが、歯と歯の間にスペースが出来てしまっている歯並びのことで、学校保健法で不正咬合と判断される基準は、上の左右中切歯の間に6o以上の空隙があるものとされています。

正中離開の原因は、叢生の場合の反対で、顎の大きさに対して歯が小さい場合や、先天的・後天的も含めて歯の数が足りない場合におこりやすい不正咬合です。

空隙歯列
切端咬合

上下の前歯の先端どうしが真っ直ぐにぶつかっているかみ合わせです。
切端咬合の原因は、舌の癖や口呼吸・あごの骨の成長パターンの異常のために起こりやすい不正咬合です。

切端咬合
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