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診断の重要性

同じような症状の患者さんでも、同じような治療目標になるとは限りません。
診断用資料を基に、問題点を明らかにして、患者さんの希望を聞きながら、一人一人の患者さんにあった治療目標を設定し(VTPの作成)、その目標を達成するための具体的な治療計画を立案することが非常に重要です。

ボタンの掛け違い

乳臼歯の後方に最初に萌出してくる永久歯が第一大臼歯(6歳臼歯)です。
この第一大臼歯の噛み合わせはKey Of Occlusion(咬合の鍵)と言われます。
第一大臼歯の噛み合わせがずれているとボタンの掛け違いが生じて乳歯から永久歯に生え変わるに伴って、叢生や出っ歯が増悪してきます。

そこで、早い時期(小学1〜3年生)に咬合の基本になる第一大臼歯の正しい噛み合わせを確立させる(最初のボタンを正しい位置に掛ける)事が、矯正治療の優先事項の一つとして考えられます。

矯正歯科治療を成功に導くには「正しい矯正診断」と「診断に基づく段階的な治療」と「患者さんの矯正歯科治療に対する正しい理解と協力」の三つが必要となります。

診断の重要性

「診断」と「治療」と「協力」の三つがそろって初めて、正常咬合というゴールに到達することができます。
矯正歯科治療には時間がかかりますが、最後に大きな喜びを得るまで頑張りましょう。

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